4話 踊りで1番最初に覚えること”ダウン”

 今日はマブさんが言っていた練習会の日。隆盛、雅、梅子の3人(以下3人)は体育館に到着した。中に入るとマブさんがいたので、声をかけた。
マブ「お!先週はお祭りで見てくれてありがとう!みんなに紹介するね☆みんな集合♪」
ぞろぞろと、マブさんのチームの人たちが集まった。
マブ「先週のお祭りで見てくれた子たちが、体験会に遊びにきたよ♪よろしくね!」
チームの人たち「可愛い!ありがとう!一緒に踊りを楽しもう!よろしくね♪」
3人「ありがとうございます!よろしくお願いします!」

マブ「今日は体験ということで、”ダウン”を覚えよう☆」
3人「は~い♪」
マブ「踊りにはいろんな種類があって、教える人によっても違うよ☆あとは性別、身長、骨格、体重など、人によっても違うからね♪だから、だいたいのやり方を理解したら、自分に合った方法を見つけると良い感じだと思うよ☆」
隆盛「そうだったでごわすか!趣味で近接格闘技をやってるでごわすが、同じ先生に同じことを同じ量やっているのに、人によって違ったのは、そういうことか。自身の身体理解度が重要と・・・。」
雅「う゛ぁう゛ぁう゛ぁ!そういうことか♡さすが隆盛!」
梅子「ひぃー!!(喜)言語化すると理解が深まる!ありがとう♪」
マブ「凄いね~☆そうなのよ!注意があって、故障には気をつけてね!私の所感なんだけど、
踊りは、上半身と下半身のアンバランスな動きや同調した動きをするから関節とかへの負担が大きいんだと思う!経験年数が長く、専門的にレッスンを受けてる、技術的にも高い、柔軟性も高い人でも、故障率は高くなるみたい!あとは人によって故障しやすい人やしにくい人いるって、治療院の先生が言ってたよ☆無理しないでね☆」
隆盛と梅子「は~い!」
雅「確かに!友達で、練習一生懸命する子がいるんだけど、やり過ぎで、腰や膝を痛めたり、本番の時、緊張と寝不足で過呼吸になっちゃってた泣」
マブ「そうね泣、精神の管理も重要だよね!無理は良くないから1個1個覚えていこ☆」
3人「わかりました!ありがとうございます。」

3人はマブさんが丁寧に教えてくれて助かったと思った。以前体験で行ったダンススクールでは詰め込みまくりの、擬音説明で、全く理解できず、気づいたらレッスンが終わっていたからだ。
3人とも1個1個細かくやりたいタイプだったのかと気づいた。
マブ「じゃあやろう!私が言う”ダウン”は音楽に合わせて、身体の部位を下に落とすことだよ♪最初は肘、胸、膝の3つに意識を向けてみよう☆3つの部位を同調させると、全身が落ちてる感じに見えるよ☆振り付けによっては首だけダウンするときもあるし、胸だけのときもあるよ☆」
3人「そういうことだったのか!」
マブ「まずやってみるから見ててね♪音楽スタート☆最初肘だけ♪下に落とすタイミングで肘は外側に回転!胸は両手を前に突き出しつつ背中をまず丸めてみて☆慣れたら胸だけでやってみよう!最後は膝!最初はゆっくりで良いからね☆」
3人「わかりました!」
マブ「では皆でやってみよう☆」
ずんちゃ♪ずんちゃ♪ゆっくりしたソウルミュージックで、3人はダウンを楽しんだ。

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